POLTA ロマンス祭り(昼の部)@Gibson Brands Showroom TOKYO
前回のエントリーでも書いた「POLTA」というバンドのライブに行ってきたので、その様子を2回に分けて書いてみようと思います。
ロマンス祭りとは?
今回のライブは「ロマンス祭り」と銘打たれておりました。ロマンス祭りってなに?と思われた方は、公式ブログのこちらのエントリーをご参照下さい。
まずは昼の部
という訳で、まずは昼の部に参戦しました。場所は、東京駅八重洲口から徒歩数分のところにある「Gibson Brands Showroom TOKYO」でした。普段はギブソンのショールームとして使われていて、この日は2階を貸し切ってのライブでした。
15:00になりライブがスタート。尾苗さんギター、傑さんベース、サポートドラマー和也さんカホンというアコースティック形態でした。1曲目は、今回のイベント名にもなっている「ロマンス」だったんですが、目の前でPOLTAが演奏してると思ったら、興奮のあまり、ちょっと冷静にはいられませんでした(笑)
そんな興奮状態のまま、気が付いたら一瞬で1曲目が終わってしまいMCに。尾苗さんの「久々のライブなんですけど無料だから、こんなに来てるんですか?」の一言と、傑さんの「言うよねー」のツッコミが妙に微笑ましかったです。笑
そして2曲目に突入する前に「全曲ロマンスをやる」という小ネタを披露したかったみたいですが、普通に次の曲のカウントに入ってしまい、あえなく失敗(笑)「ホントは全曲ロマンスかよ!って、とっておきのネタをやりたかったんだけどなー」と尾苗さん悔しそうでした。
仕切りなおした2曲目は「キラーサンセット」。個人的に、この曲は尾苗さんの暗めな歌詞が本当に好きで、歌い出しのベースもメチャクチャ好み。3曲目は間髪入れずに「30」を演奏。リアル30代には本当に響く一曲で、生で聞けて感動でした。
ここで再びMC。傑さんが、ギブソンについて熱く語るのを、冷めた目で見る尾苗さん(笑)2人の距離感が面白かったです。
5曲目はキラーチューン「遠くへ行きたい」。アコースティックバージョンでも曲の良さが際立って本当に素晴らしかった!6曲目は「すみっこがかり」。力強い歌声から、尾苗さんの気合いを感じました。
ここで、ロマンスのMVについてMC。尾苗さんの「カワイイ生き物が出てくるMVなんですけど…」に「えっ、なに?自分の事を言ってるの!?」という傑さんの鋭いツッコミ(笑)それから、MVの関係者が紹介されて、SAD COMMUNICATIONのジャケでもお馴染みの「あけたらしろめ」さんも会場にいました。
続いて「久々に演る曲です」と言って始まったのは「銭湯の香りに包まれたなら」。この曲は、今のところダウンロードでのみ買える曲で、確かにレア感がありましたね。7曲目は「ギルティ」。公式サイトのセルフライナーノートにもあるけど、Cメロが本当に素敵でグッと来ちゃうんですよね。
と言っている内に、あっという間に最後のMCに。4/15の自主企画ライブのお知らせと、夏頃に向けて2ndアルバムを製作中という話で「何とか夏前を目標に頑張ります…それで(1stみたいに)7年掛かるかもしれないけど(笑)年を越さない様にします!」という力強い決意表明をして、最後は、アルバムでもラスト曲の「新世界」で ロマンス祭り昼の部を締めくくりました。
終演後
ライブ後は、物販でPOLTA救済セット(\1,500)を購入して、新曲のダウンロードカードを貰って、尾苗さんとちょっとだけお話しすることが出来ました。Twitterでリプ貰ったって話になって「あー!あの名前に"みそじれーしょん"って付けてる方ですよね」って軽くですが覚えててもらえて嬉しかった。
そして夜の部へ
という訳で、ロマンス祭り昼の部のレポでした。ちょっとまとまりの無い文章になってしまいましたが、とにかく初POLTAは、最高でした。その勢いのままロマンス祭り夜の部にも参戦したので、その話は次回書こうと思います。
セットリスト
1月に買ったCD
2月に入ったので、先月買ったCDをザザッと紹介してみたいと思います。
POLTA / SAD COMMUNICATION
前々回のエントリーで色々書いたんですが、その後も絶賛ヘビロテ中で、iPodの再生ランキングがうなぎ登っています(笑)YouTubeでライブ映像を発見したんですが、ライブではvo.尾苗さんの歌声が力強い。ライブにも行ってみたいなぁ。
LEARNERS / LEARNERS
年末にタワレコの試聴コーナーで発見して、なかなか好きな感じだったけどその場では購入を見送ってた1枚。その後、NeggicoのMeguがツイートしてたのを見て「やっぱり買うか」となりました(笑)
LEARNERSが良すぎてテンションあがります〜(>_<)♡頑張ろう!
— Megu@Negicco (@Megu_Negicco) 2016, 1月 8
サウンドはロックンロールのど真ん中って感じでとにかく楽しい!PV見たら、ドラムが立って叩くのって珍しいスタイルだなって思いました。
マイクロスター / マイクロスター・アルバム
- アーティスト: マイクロスター,microstar
- 出版社/メーカー: ヴィヴィド・サウンド
- 発売日: 2008/05/21
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 6回
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こちらは最近発売のCDではないのですが、シティポップ的なアルバムを探していた時に偶然発見して購入。60年台っぽいサウンドと、渋谷系サウンドが合わさった名盤ですね。ホーン隊が気持ち良い曲が多くて、ネット上でこのアルバムを絶賛してる人が多いのが頷けました。
個人的に強く思ったのが、10曲中2分台の曲が1曲、3分台が8曲、4分台が1曲とスピーディにまとめられていて、リピートしやすいのがヘビロテに繋がっている様な気がしますね。(これはPOLTAのアルバムもそうだけど、最近のポイントな気がしています。)
POLLYANNA / CIRCLE
ラストは、最新型渋谷系バンドを自称するPOLLYANNAの最新アルバム。タワレコでの試聴を経て購入した訳ですが、vo.はShiggy Jr.の池田智子っぽい歌声だなって思ったのが第一印象ですね。どこかで、サウンドがadvantage Lucyに近いって書いてたのを見掛けて、確かになーって思いました。
ちなみに、このPOLLYANNAの公式TwitterがPOLTAの事をつぶやいたのが、POLTAを知るきっかけになったので、偶然って凄いなって思うばかりです(笑)
クラウドファンディングで7インチレコードを手に入れた話
今回は、昨年末に「クラウドファンディング」を使って、7インチレコードを手に入れた時の話を書いて見ようと思います。
クラウドファンディングとは
まずは、言葉の定義から。
クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。(Wikipediaより)
簡単に言えば、目的に賛同する人からお金を募り、資金を提供した人には見返りを渡す、というシステムの事を指します。
選んだプロジェクト
シティポップバンドとして注目の高い「Awesome City Club」のシングルをクラウドファンディングで作成するというプロジェクトです。リターンの種類も様々で、この中から¥3000で「CDシングル+7インチレコード」のコースを選択しました。
待てど暮らせど届かない
最初の説明では、9月中にCDとレコードを配送すると記載がありました。自分にとっても、"9月中"というのは大きな意味があって、9月30日にAwesome City Clubも出演するライブに参戦する事が決まっていたため、ちょうど予習用になればと思い、8月23日に支援登録をしました。ところが、9月下旬になっても、一切の音沙汰が無かったため不安を感じ始め、とうとうライブ当日の9月30日を迎えたところで、以下のメッセージが届きます。
工場の出荷状況の関係により、当初ご案内致しておりましたスケジュールよりお届けが遅れております。CDシングル/CDジャケットトートに関しましては、10/1以降順次発送を予定致しておりますが、7インチにつきましては工場プレスの関係により発送準備が大幅に遅れており、10月後半以降の発送予定となっております。
なんというタイミング…。結局、10月上旬にCDシングルだけが先行して届きました。
再び延期メッセージ
9月30日に届いたメッセージでは「7インチは10月後半以降の発送」とありましたが、実際のところ11月に入っても発送されませんでした。そして11月6日に再びメッセージが送られてきました。
大変お待たせしております7インチ・シングルのお届けですが、一度ご内させて頂きました10月下旬~11月上旬という発送予定が、再び遅れてしまう見込みとなってしまいました。
皆様に度重なる御迷惑をお掛けしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。今回の7インチ・シングルのプレスは海外の業者に発注しておりますが、現時点で12月中の納品となってしまうとの連絡を受けております。
という訳で二度目の納期延長。うーん…クラウドファンディング恐るべし。
ようやくの到着
結局、最終的に7インチが手元に届いたのは12月17日でした。
初めてのクラウドファンディングは、当初予定の3ヶ月遅れという結果に終わりました。
課題は浮き彫りに
今回、初めてクラウドファンディングでパトロンになってみた物の、納期遅れという結末を迎える事になりました。個人的に感じたのはメッセージのタイミングが総じて遅い事です。クラウドファンディングの特性上、やはり出資している人のケアは重要な要素だと思いますが、残念ながら今回はそれが十分だったとは言い難い結果だったと思います。
ただし、クラウドファンディングにおいて「納期遅れ」は、それほどレアケースでは無いようで、この記事によれば、中には「出資したけど届かない」というパターンも存在するとか。
いずれにしても、クラウドファンディングによってシングルを作るというアイデアそのものは、なかなか面白かったにも関わらず、肝心の運営が上手く行かなかったのは惜しかったかなと思います。
POLTA / SAD COMMUNICATION
凄いアルバムと出会いました。それは、POLTAというバンドの1stアルバム「SAD COMMUNICATION」です。POLTAを知ったきっかけは、POLLYANNAというバンドのこのツイートから。
まずはPOLTAさん。男女二人組の「ギターロック」バンドです。僕が勝手に思うPOLTAさんの魅力は、独特の空気感から聴こえてくる、残るメロディに残る歌詞。ついつい口ずさんでしまう、そんな楽曲の数々。素敵です。 https://t.co/yfPkI9czXX
— POLLYANNA (@POLLYANNA_info) 2016, 1月 24
で、リンクされてる動画を見たら、何とも言えないクセになるサウンドが気になって即CDを購入。このアルバムを温度で例えるならば、ちょっと冷めている感じとでも言うのだろうか。陰と陽で言えば、陰の部分が勝っている歌詞。それを決して高いとは言えないテンションで歌い上げるvo.尾苗愛。だけど、なぜかそれがクセになる。ふと自分にも当てはまる様な歌詞が出てきたり、切ない事を一緒に共有する様な感覚とでも言うのでしょうか。
そして、このアルバムの最大のキーワードは「30歳」なんだと思う。2曲目の、きゃりーぱみゅぱみゅ「ふりそでーしょん」のオマージュ曲「みそじれーしょん」と、9曲目の「30」は、共に赤裸々な三十路間際の人間の気持ちを代弁していて、まさに私の様なアラサー世代には心当たりがある歌詞の連続でした。
サウンドは、ギター、ベース、ドラム、キーボードという至ってシンプルな構成だけど、メロディが良いのか耳に残る様な曲がとても多いです。初期のチャットモンチーやフジファブリックが好きな人には刺さる様な気がします。是非、聞いてみて下さい。