POLTA / SAD COMMUNICATION
凄いアルバムと出会いました。それは、POLTAというバンドの1stアルバム「SAD COMMUNICATION」です。POLTAを知ったきっかけは、POLLYANNAというバンドのこのツイートから。
まずはPOLTAさん。男女二人組の「ギターロック」バンドです。僕が勝手に思うPOLTAさんの魅力は、独特の空気感から聴こえてくる、残るメロディに残る歌詞。ついつい口ずさんでしまう、そんな楽曲の数々。素敵です。 https://t.co/yfPkI9czXX
— POLLYANNA (@POLLYANNA_info) 2016, 1月 24
で、リンクされてる動画を見たら、何とも言えないクセになるサウンドが気になって即CDを購入。このアルバムを温度で例えるならば、ちょっと冷めている感じとでも言うのだろうか。陰と陽で言えば、陰の部分が勝っている歌詞。それを決して高いとは言えないテンションで歌い上げるvo.尾苗愛。だけど、なぜかそれがクセになる。ふと自分にも当てはまる様な歌詞が出てきたり、切ない事を一緒に共有する様な感覚とでも言うのでしょうか。
そして、このアルバムの最大のキーワードは「30歳」なんだと思う。2曲目の、きゃりーぱみゅぱみゅ「ふりそでーしょん」のオマージュ曲「みそじれーしょん」と、9曲目の「30」は、共に赤裸々な三十路間際の人間の気持ちを代弁していて、まさに私の様なアラサー世代には心当たりがある歌詞の連続でした。
サウンドは、ギター、ベース、ドラム、キーボードという至ってシンプルな構成だけど、メロディが良いのか耳に残る様な曲がとても多いです。初期のチャットモンチーやフジファブリックが好きな人には刺さる様な気がします。是非、聞いてみて下さい。