2013年アルバム私的BEST3

こんばんは。新年になり、色々な音楽レビュー系のブログを拝見させて頂き、自分も「やってみたいなー」と思ったので、今回はそれをテーマに(笑)

題して、2013年アルバム私的BEST3!ホントは、年内に、BEST5くらいを決めろよって話なんですが、急遽だったので、これくらいの規模にしました(;´∀`)

では、早速いってみましょ。


第3位:きゃりーぱみゅぱみゅなんだこれくしょん


なんだこれくしょん(通常盤)

実は、アルバムとしてきゃりーぱみゅぱみゅを聴いたのは、今作が初めてだったんですが、同じ中田ヤスタカプロデュースでも、CAPSULEともPerfumeとも異なる、POPに寄りまくったサウンドが聴いていて、とても心地良かった。

1曲目「なんだこれくしょん」の和太鼓からグッと心を惹き付けて、同じ和テイストの「にんじゃりばんばん」に流れ込む感じとか、CAPSULEのカバー曲「Super Scooter Happy」の可愛らしさだったり、「み」の高校野球っぽさだったり、「さいごのアイスクリーム」の90年台感だったり、もうやりたい放題が全てヒットしてる感じ。

シングル曲の順番がまた絶妙で、多種多様なサウンドに出会えた1枚でした。


第2位:SEBASTIAN X「POWER OF NOISE」


POWER OF NOISE【Amazon特典ステッカー付】

まずこのアルバムの最大の特徴と行ったら、全編を通して曲がストレートで、Vo.の永原真夏が本当に「自然体」という事。YouTubeとかでライブ映像を見れたりするけど、本当に音楽が好きなんだなーってのが伝わるんだよね。

特に2曲目「DNA」、3曲目「ヒバリオペラ」での表現力豊かなボーカルが印象的で、聞いていて本当に気持ちがいいし、そこに絡んでくる楽器隊(特にピアノ)がまた心地いい。「サマー・ハネムーン・ビート」、「サマタイム・キル」とかも、とってもグルーヴィーでワクワクする感じ。

そして、アルバムでラストを飾る「MIC DISCOVERY」では、『鳴り止まない反戦歌 すぐに消えちゃう流行歌 形の見えない応援歌 自分だけ信じて蹴るカルチャー』という、音楽の楽しさとは裏腹な切なさ、儚さをサラッと歌う一節があり、ちょっとハッとさせられる、そんなアルバムでした。


第1位:PASSPO☆「JEJEJEJET!!」


JEJEJEJET!!(初回限定盤)(ファーストクラス盤)(DVD付)

見事、第1位はガールズロックユニットPASSPO☆の3rdアルバムでしたー。もともと、ぱすぽ☆名義の1st、2ndアルバムをレンタルした事から始まり、興味本位で今作に手を出した訳ですが、首尾一貫してロックテイストで、どの曲もクオリティがホントに高い。

点火を意味するSE的な役割の「Ignition」。ヘヴィなギターサウンドと『バブゥ』という歌詞のギャップが面白い「BABY JUMP~天国への搭乗便~」。イントロから入るストリングがキレッキレな「BEAST IN YOU」。

サビの『ひらひら舞う桜 肩に止まった』の『止まった♪』が上がるとこで思わず唸った、メロディの美しい「サクラ小町」。『私が死んでも 忘れないでね 猫の水も変えてあげてね』というアイドルらしからぬ一節にグッとくる、増井みおが詞の一部を担当してる 「おねがい」。わちゃわちゃ感あふれる「気分はサイコー!サイコー!サイコー!」からの、現実逃避ソング「妄想のハワイ」。

乙女心溢れる「キャンディー・ルーム」と、根岸愛作詞の『○○してくれなくちゃ』から来てる「くちゃLOVE」。緩急を付ける様にしっとりと始まる「Truly」からのヘヴィなサウンド「MASK」。自らの成長を確かめる様な「Growing Up」から、『光が当たらない日も誰かの声が聞こえる もうちょっとだけ胸はって生きよう』という詞に心打たれる「I」。

ざっと上げても、これだけの魅力が詰まったアルバムなんですが、1つだけ苦言。肝心な売り方があまり上手くないんですよね…。例えば、発売後の現在でも公式サイトやamazonで楽曲の試聴が一切できず、シングル曲以外は、ある意味ギャンブルで買わざるを得ない状況になってしまっています。(iTunes Storeなどは試聴できますが。)

CDショップで試聴して購入というのは、もちろん私も良くやりますが、オンラインショップを視野に入れないと売り上げが伸びないのは明白だと思うし、せっかくの良い音源も、自ら耳にする機会を減らしてしまうと言うのは、ちょっと切ないですね。


という愚痴もありつつ、2013年の私的BEST3は、

1位 PASSPO☆「JEJEJEJET!!」

2位 SEBASTIAN X「POWER OF NOISE」

3位 きゃりーぱみゅぱみゅなんだこれくしょん

でしたー。